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春は花、酒は微薫 ~酒造見学・試飲と花見会の記~

平成31年3月30日(土)10時、拝島駅に集合したのは、小林伸行、渡部章、吉岡光子、三森勲、川部修典、太田滋徳、そして今回幹事の白土憲夫。以上7名の校友。
当日急遽不参加となった4名は、後ほど残念な思いをすることになるのでした。

拝島駅から徒歩15分、多満自慢で知られる石川酒造に到着。10時30分より見学会が始まった。

同社の酒造りは江戸時代文久年間の時から始まったと言う。
蔵や母屋などの建物は国の有形指定文化財である。その蔵の内部に入る。

酒米の説明、麹、乳酸菌の役割、糖の作り方、山廃の意味など、室町時代から600年続く日本酒の作業工程を丁寧に説明していただいた。

蔵を出ると、樹齢200年の夫婦(めおと)けやきである。
水車を動かすため多摩川の水を引き込んでいる。宮水は多摩山系の伏流水である。

石川酒造は、青梅の「澤の井」小澤酒造、福生市の「嘉泉」田村酒造と親戚一族である。
醸造には門外不出の機密が多かったことがうかがわれる。

現当主は18代目石川弥八郎で50代と若い。地ビール作りを始めるなど社業発展に努める傍ら、プロのハーモニカ奏者「石川太郎」として著名である。

さて、一連の説明は終わり、ついに試飲である。

雑蔵に入り、大吟醸3種、純米吟醸原酒、純米吟醸絞りたてなどほぼ飲み放題。うまい、止まらない。杜氏さんの解説もまた良いつまみ。
不参加の校友4名様、ごめんね。日本酒、最高!

見学試飲会終了後、近くの多摩川堤の三分咲き桜の下にシートを敷いて、買ってきた日本酒で乾杯。さきいか三種に柿の種、花見つまみの王道だ。
小林先輩の買ったお酒もついに提供された。明治を語り、校友会を語り。

シートを片付け、道に上がると、すぐにバスが来た。拝島駅に着き、ひとまずの解散。

さらに、拝島駅南口庄屋に入った4人。酒から逃げるな。前へ。何とかせい。これがとどめとなって、全員ほぼ酩酊。
午後3時19分、本解散。(白土憲夫記)

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