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練馬区地域支部創設65周年記念総会・懇親会に参加して

明治大学校友会

練馬区地域支部創設65周年記念総会・懇親会に参加して

 

練馬区地域支部HPをご覧の皆様、初めまして。私は平成23年文学部卒、水谷暖人(あつと)と申します。今回は渡辺啓三先輩のお誘いで、初めて練馬区地域支部の総会・懇親会に参加させていただきました。

現在、私は舞台脚本を書いています。在学中は勉強と芝居に明け暮れ、明大生らしいことにはほとんど手を染めず卒業してしまいました。

私が会場に着いたのは、総会が終わり、学長の講演までの休憩時間でした。早速、渡辺先輩の紹介で多くの先輩方と挨拶を交わさせていただきました。普段関わりの薄い分野の諸先輩との出会いはとても新鮮です。

午後5時少し前、明治大学土屋恵一郎学長の記念講演が始まりました。国連事務総長とのエピソードや布施辰治弁護士の話、岸本先生建学の精神などの話は、「権利自由」「独立自治」がお題目ではなく「実学」「現実」に根差したものとの感慨を深くしました。また、アップル社への学長のアプローチは、大学を「前へ」ぐいぐい引っ張っていく迫力を感じました。

個人的には和泉図書館の話題をチェック。私が3年時に駿河台へ移ってから工事がスタートしたため、在学中に完成を見ることはありませんでした。その陣頭指揮を取られていたのが土屋学長であったとのこと。完成した図書館の外観を眺めたことはありますので、今度は是非中身をチェックしてきます。なんと、館内にカフェスペースまであるとか。時代は変わるものですね。

午後6時過ぎに記念講演が終わり、会場を変えて懇親会。初参加の会員には檀上で一言挨拶の機会があります。社会人になってから大学院で学び直された先輩にも驚きましたが、一番驚いたのは現役学生の挨拶。なんと、親子どころか祖父の代から続く、三代に渡る明大生とは。しかし、考えてみれば建学136年、練馬区支部だけでも65年の歴史を誇るわけですから、不思議なことではないのかもしれません。

最後にやって来たのは応援団チアリーディング部の皆さん。

これには、応援団でも何でもない、明早戦も数えるほどしか行ってない、明大生らしいことをほとんどしてこなかった私でも懐かしさがこみ上げてきました。不思議ですねえ。

彼女たちの姿に、和泉キャンバスが浮かびました。応援団、チアリーディング部練習の背景には「学生生協の前」、「メディア棟の下」とかが。とにかく、和泉キャンパスの風景です。

最後は、新宅現役応援団長のリードで、全員による校歌斉唱。私は物凄く不安でして…「『おお、明治』しか分からないよ」とかビビッていたんです。が、意外と歌えました。さすがに、二番、三番は怪しかったですが。

今振り返ってみると、散々明治らしいことをしてこなかったと言ってきた私ですが、「意外と自分は明治が好きだったらしい」ことが確認できました。明治紫紺の血が流れていたようです。目覚めさせられました。現役時代、あのレベルの交流だった僕ですらこれですから、もっと活躍してこられた方は感動もひとしおでしょう。うらやましさがこみ上げます。卒業して疎遠になってしまった学友たちにも声をかけたくなった一日でした。

これからも、引き続き参加させていただきたく思います。改めまして、温かく迎えてくださった先輩方、そして校友会練馬区地域支部をご紹介くださった渡辺啓三先輩に心よりの感謝を申し上げます。

水谷 暖人(平23年文卒)記

写真提供:梅木広喜